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トイレドアの穴(東京都品川区)

ドアの穴補修とダイノックシート仕上げです

今回は、穴が丁度顔の高さにあり、塗装と木目書きでは無理だと思いましたが、

予算の関係上、目立つようだったらダイノックシートに変更すると言う事を話してから

やるだけの事はやってみました。

まずは裏に木を入れます

割れた箇所を綺麗に取り除く方法と、引っ張って接着剤で付ける方法がありますが

今回は取り除き、裏に木を入れて、取り除いた物を貼り付ける事にしました。

前後どちらでも良いですが、脱脂は必須です。

その後に、貼り付けた部分をペーパー#120で足付けをします。

パテ埋めです

ペーパー掛けと脱脂をしたのち、パテ付けに入ります

この画像は、まだ木目書きをするつもりで作業していたものですが

この後、ダイノックシートに変更になったので、広くパテを盛ってペーパーで削りました。

広くすることによって、パテの凹凸も目立ちにくくなります。

根気のいる作業ですが、このパテの面出しが最後にものを言う事になるのです。

パテは2液が痩せがなくお勧めですが、1液タイプで時間をかけて乾かせば特に問題はありません。

注意する事は、せっかちになって乾いても無いのに削る事です。

ボロボロと取れてしまい、その部分をまたパテで盛らなければならず、余計に時間が掛かってしまいます。

いよいよダイノックシート貼りです

かなり狭いところだったので、広げる事が出来ず苦労しました。

ダイノックシートは届いたら、一度芯棒から外して、巻癖を取るため裏から巻いておいてください。

シートの裏には、10センチ升が格子状に入っているので、

一度ドアに合わせてから、5センチ~10センチくらい余計に広く印を付けて

自宅の広い所で切っておいた方が良いです。

また、ドアノブなどの突起物もネジで簡単に取れると思いますので

取り外します。

今度は脱脂をしますが、やりながらゴミなども残さず綺麗にします。

これ、物凄く大切です。

そして、プライマーを塗ります。

染み込みやすい物では、染み込みが無くなるまで2~3回塗ります。

凹凸がある物への貼り付けでは、全面に塗ります。

ダイノックシートなどのシート材やツルツルした物などには、

剥がれ防止に四隅だけ塗ります。

そして、ダイノックシートを貼りますが、上の部分の裏紙を10センチくらい剥がして

折り曲げます。

それから、貼り付けスキージーや、短い棒にタオルなんかを巻いた物で

空気を抜きながら、裏紙を少しずつ剥がしていきます。

貼る付けたら今度は、角を指で挟むように少し折り曲げます。

その後、カッターで折り曲げた所を切ります。



ダイノックシートの完成です。

角をカッターで切ったら、面を出すのに少し斜めに切ります。

面を出すことによって、剝がれにくくなるからです。

一度に切っても良いですが、最初はざっくり切ってから面出しをした方が

失敗が少ないとおもいます。

もう一度スキージーで空気を確認がてら動かしながら押さえつければ完成です。

最後に

業者に依頼する場合は、腰から上はやっぱり、シート材で施工した方が綺麗ですし、時間も早く済みます。

お値段はシート代が余分に掛かりますが、原状回復には欠かせません。

原状回復ですと同じ物が前提になりますが、貼る所によっては少しぐらい違っても

気が付かない場合もあります。

壁紙も同じことが言えます。

下の方でしたら、塗装と木目を書いて仕上げても良いと思いますし、仮に腰より上でも

穴が小さければ、わざわざ高いシート貼りで施工依頼しなくても分からなくなりますので

予算や用途に合わせて依頼すると良いと思います。